東園田町の皆様、こんにちは。いちむら歯科クリニックの一村です。
美味しいものがあふれている秋がやってきましたね。
先月では嚙みしめないで、とお伝えさせていただきましたが、食べ物をよく噛むこととは別です。噛むことによって刺激される咀嚼中枢は交換神経を刺激して内臓脂肪を燃焼させ、身体に熱を生み出します。
実際に何かを食べなくても噛むときに咬筋が動いていれば体温は上昇します。例えば寒いときに歯がガチガチ鳴るのもそのためです。体温をあげようとする自然の動きなんですね。
現代人は昔と比べて噛みごたえのある食材を摂らなくなっきています。
それにより噛む回数が減り、日本人の体温はこの60年ぐらいで1℃ぐらい下がったと言われています。噛むことにより体温が上昇すると冷え性も改善されます。唾液も増えます。
唾液が増えると唾液によりストレスを感じたときに分泌されるホルモンの濃度が薄められストレス解消効果があります。また、満腹中枢が刺激されるのでダイエット効果もあります。いいこと尽くしですね。
さあ、みなさん、美味しい食材をしっかり噛んで味わいましょう。