東園田町の皆様、いちむら歯科クリニックの一村です。
睡眠中にいびきをかいていたかと思うと急に呼吸が止まる、そんな状態をご家族の方にご指摘された方、もし一人暮らしの方は、しっかり睡眠時間をとっているにもかかわらず、寝た気がしない、日中に強い眠気がくる、などの症状がないかを思い返してみてください。
こんな症状が出ている方は睡眠時に無呼吸が続く「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。
日本に睡眠時無呼吸症候群の患者数は200万人ともいわれていますが、実際に治療をしているのは約2割にとどまっています。睡眠中に起こるので気づきにくいと言われていますが、放置しておくと低酸素状態が続くので心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こす可能性があります。
ではなぜ、歯医者がこのお話をしているかと申しますと、睡眠時無呼吸症候群の治療は軽症の場合は、マウスピースを用いての治療になります。マウスピースを用いて下顎を前方に固定し、空気の通り道をひろげる治療をします。そのマウスピースをお口にあわせて作成していくのが歯医者の仕事なのです。
心当たりのある方はまず、耳鼻科を受診し検査をしてもらい、マウスピースの治療の適応といわれれば、睡眠時無呼吸症候群の診断書をもって歯科を受診してください。